IT業界で働くエンジニアの現状と平均年収

IT業界は慢性的な人手不足に悩まされ続けてきたが、現在でも人手不足は解消されていない。そのため、求人の数は非常に多いのだが、業界未経験者がIT業界に入りやすいわけではないので注意が必要だ。
多くの会社は即戦力を求めているので、未経験でIT業界に就職するのは意外と難しいのが実情だ。業界未経験者がIT業界を志望するのであれば、未経験OKとしている会社に狙いを定めて就職活動や転職活動に取り組むのが基本である。

かつては、IT業界はブラックな業界の代表格であったが、近年は従業員への配慮が行き届いている会社も増えてきた。そのため、エンジニアは人気が高い職業になりつつあるが、長時間労働が求められるようなところが消えたわけではない。
IT業界への就職や転職を検討しているのであれば、職場見学を申し込んで会社の内情をチェックしておきたいところだ。

エンジニアの平均年収は約540万円で、全業種の平均年収の約440万円と比べると高めの数字だ。IT業界は給料を重視する人向きではあるが、平均年収は職種によってだいぶ変わってくる。
また、働く場所によっても平均年収はだいぶ変わり、基本的に東京などの都心部は給料が高めだ。

IT業界に限った話ではないが、地方は都心部と比べて平均年収が低めな場合が多く、大きく稼ぐのはなかなか難しい。もっとも、東京などの都心部には家賃が高く支出が増えやすいというデメリットもあるので、その辺りも考慮した上で働く場所を決めるのがよいだろう。